大学受験校の選び方 – 基礎

3行でわかる今日のブログのポイント👀

✅今日のブログを読んでほしい人→高校生の皆さん
✅今日のブログのテーマ→大学選びってどうしたらいいの?
✅一言でまとめると→大学選びは「細かく」調べよう!

あんなに暑かった夏もようやく終わりが見えてきましたね。
東戸塚の駅前も夜は少し涼しくなってきました。
…ということは、
「大学受験が少しずつ近づいている」ということでもあります。

受験学年の皆さんは、
そろそろ本格的に受験校を選ばなければ…

非受験学年の皆さんは、
文理選択志望校について考えなければ…

そんな時期ではないでしょうか?
本日は、「大学選び」に悩んでいる皆さんに向けて、
大学を選ぶときにチェックしておきたいポイント
をいくつか解説していきます!

目次

大学選びに重要なポイントは全部で8つ!

大学を選ぶ際に見てほしいポイントは全部で8つです。
少し多いですが、順番に見ていきましょう!

1.国公立/私立

大学には大きく「国公立」「私立」という2種類があります。
それぞれ入試形態や学費が大きく違うため、できれば高1,2年のうちから、どちらを本命にするのかを決めておきましょう。

国公立

基本的に学費は全国一律。※一部大学により変動あり。
入試は、共通テスト(旧:センター試験)と個別試験の2段階で行われます。

共通テストは毎年1月中旬の土日、
個別試験は毎年2月25日(大学により26日も)となっており、
1か月半の長期戦となります。

私立

学費は大学により様々ですが、基本的には国公立より高額なことがほとんど
しかし、大学によっては奨学金制度が充実している場合もあり、
「家計的に私立は厳しいから…」と諦めなくても良いケースもあります。

入試は、大学独自の試験のみ、という大学が多かったのです
が! ここ数年、共通テストを課す大学も増えてきていますので要注意です!

2.学部学科(何を学べるか)

ほとんどの大学に学部と学科があります。
自分の学びたいこと、興味のあることに対して十分なカリキュラムを提供しているか、確認してみましょう。

学びたいことや興味のあることが無い…という方は、
まずは先輩が通っている大学や近くの大学など、身近な大学について1つHPを覗いてみるのをおススメします。

なんとなく、大学のイメージがわきやすくなりますよ。

3.志望学部学科の偏差値

志望学部学科の偏差値は必ずチェックしておきましょう。
というのも、偏差値は言い換えればずばり「その大学への入りやすさ」だからです!

偏差値が高いからと言って早々に諦める必要は全くありませんが、
ひとつ「数値」の目標ができます。
模試でも志望学部学科の偏差値と照らし合わせて学習状況を把握することができるようになります。

4.志望学部学科の倍率

志望学部学科の倍率も、チェックしておきましょう。
倍率が高ければそれだけ合格しづらく、低ければ合格のチャンスが高まることになります。
当たり前ですが、倍率というのは「その年度の倍率」です。
今年も全く同じ倍率になるということではありませんから注意しましょう。

文系

昨今、どの大学も経済経営系の倍率が高い傾向にあります。
また、観光や地方創成関連の学部学科も、人気が高まっている印象です。

理系

医療系はどの学部も根強い人気です。
また、情報系の学部学科も昨今倍率が高まっています。

倍率の「隔年現象」って知ってる?

倍率が高かった年度の翌年は倍率が低く、さらにその翌年は倍率が高くなることがあります。
これを「隔年現象」と呼びます。

カラクリは簡単で、去年の倍率の高低を見て「今年はやめとこう」「今年は狙い目だ」と判断する人が多いのですね。
すべての大学学部に言えるわけではないのですが、ひとつ参考にしてみてください。

5.入試科目

入試科目は「範囲」まで細かく確認しましょう!
つまり、「国語」だけではなくて、「現代文のみ」「古文まで」「漢文まで」など細かく確認するようにしましょう。
出願間際になって、自分の選択科目では受験ができないことがわかった…なんていうのは、実はよくある話なんですよ😢

6.入試科目の配点

入試科目だけでなく、配点もチェックが必要です。
意外と知らない人も多いのですが、大学によって各科目の配点は変わります。
総得点に対して英語の配点が大きい場合、英語で点を取りやすい=英語が得意な方が、有利ということになりますね。

もちろん問題の難しさにも左右されるので一概には言い切れませんが、
ひとつ大きな指標としては考えておくべきでしょう。

7.合格最低点

合格最低点とは、「その年の合格者の中での最低得点」のことです。
受験者全員、ではなく、「合格した人」の中での最低点であることに注意しましょう。

合格最低点がわかれば、合格するために必要なある程度の得点ラインが見えてきます。
公表していない大学もありますが、おおよそ6割前後であることが多いです。

8.キャンパス所在地

ここまで、入試情報を中心にお伝えしてきましたが
忘れてはいけないのがキャンパスの所在地です!

よくあるのが、大学の主要学部は都内なんだけど、行きたい学部は郊外だった…というパターン。
郊外の学部は倍率も低くなりやすいので狙い目ともいえるのですが、4年間通うキャンパスですから、よく検討しておきましょう。

何で調べればいいの?

大学選びのポイントはわかったけれど、何を使って調べればいいのでしょうか?
私たち塾の先生たちも使っている「おすすめサイト」は以下の3つです。

河合塾「Kei-net大学検索システム」

河合塾が提供しているWebサービスで、学部学科、入試科目や大学所在地などの詳細条件から絞って大学を検索することができます。

https://search.keinet.ne.jp/search/option

旺文社「大学受験パスナビ」

こちらは旺文社のWebサービスで、大学ごとの入試情報を細かく調べることができます。

https://passnavi.obunsha.co.jp

大学の公式HP

上記2つをご紹介しましたが、これらは情報が間違っている可能性もあります。
一方で、大学の公式HPに出されている情報は確実です。
入試科目や配点等は、必ず「大学公式HP」でもチェックするようにしてください。

大学選びで〇〇だけはやってはダメ!

大学の選び方がだんだんとわかってきましたでしょうか?
実は大学を選ぶ際、「これだけはやっちゃダメ!」というNGがあるんです。

最後にそれらをご紹介しましょう。

大学名だけで選ぶ

よくあるのですが、「【日東駒専】だから入りやすいだろう」と、
大学名や学群で安易に選んでしまうケースです。

昨今、日東駒専や産近甲龍といった大学群も軒並み偏差値が上がってきています
先述したように、細かく情報を見て選ぶことが必要です。

学部学科名だけで選ぶ

これもよくあるのですが、「【社会学部】だからなんでも学べるでしょう」と
学部名だけで判断してしまうのはNGです。
同じ学部名でも、大学によって学べることやカリキュラムは意外と違うもの

しっかり調べておきましょう。

偏差値だけで選ぶ

「自分は【偏差値50くらい】あるから、だいたいその辺の大学を選べば受かるだろう」これは大きな間違いです
理由は、先述したように大学によって科目や配点、倍率が様々だから。
偏差値は一つの指標にはなりますが、「絶対条件」ではないことを肝に銘じておきましょう。

さて、ここまで大学選びのポイントを解説してきました。
皆様の受験戦略にお役に立てたら幸いです!

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